2017年7月下旬。富士宮ルート撤退した翌週、居ても立っても居られず再び富士山(須走ルート)に登った記録です。
なんであんなに悔しかったのか?もうこの悔しさを晴らすには登るしかないと思い、ダンナーに「狂ったか?」と心配されつつ2週続けての富士山です。今回は静かで良いよと神奈川県民から聞いていた須走口からスタート。山頂を経てスバルライン5合目に下山の計画。
富士浅間神社をお参り。富士宮も良かったけれど、ここもすごくいい気が流れている。安全登山をしっかりお願い。
天気予報がまたまたイマイチなせいかバスもがらがら。
五合目で宿泊。頭に入れた高山病回避の作戦を地味に全部実行。登山バスではずっと腹式呼吸。布団でヨガ、水をちびちび。眠るときは横向きで。
翌朝、元気に起床。よかった。宿の方が出してくださった濃いめの緑茶がしみた。4時雨の中出発。すぐに白みはじめ、鳥の声が雨が上がることを教えてくれる。
美しい樹林帯。
7合目付近で雲に青空の穴がぽっかり。キターーーーーー! 標高を上げるごとに晴れわたる空。私の気持ちと自然が見事に調和。
素晴らしい雲海。言葉になりません!宇宙だこれは。宇宙だ。(残念写真がボケてます。スマホじゃむりだった。)
胸突き八丁。バスで一緒でしたよ、俺ら弾丸やっちゃいました、と話しかけてくれる若人。お掃除登山をしている地元の猛者達に「息が止まってる。吐いて、吐いて。」と励まされる。(一回登るとゴミで背負子がいっぱいになるそうです。気を付けないと。)
よし!山頂。
3回目の富士山で初めて火口を見ることが出来ました。剣ヶ峰がすぐそこに見えていて行きたかったけれど、5合目から登ったので降りる時間を考えるとちょっと厳しくまた次回ということに。
毎回思うんだけど、富士山にのぼるひとって良いなと思う。日本中から集うこの夏一番やる気満々の明るいひとびと。そのがんばっている姿はスペシャル。そして今回も最後の急登はこのがんばっている「ひと」に登らせてもらった。
人少なめの宇宙系富士山は大感動だったけど、仮にまったく一人だったらあまりの山の大きさに圧倒されて登れなかったかもなと思った。遠くを歩く旅人に何故か励まされる山の不思議。