夏の鯨

登山/写真/編み物

リハビリ開始。体の声を聴き、野生を研ぎ澄まし、リセット感を楽しんでいる。(骨折日記2023)

またこの緑の中を歩くのだ!
高尾山3号路
このころの写真は黒を残しすぎているな

 

 

本格的なリハビリがはじまった。ギプス全撤廃一週間のレントゲンチェックで「よし!」と医師のお墨付きがでて、療法士によるリハビリがはじまった。

 

これまでの保存療法を下の図を使って説明。赤い×(橈骨遠位端)のところを骨折したのですが、ここを動かさないために緑の線の部分を3週間固定。ピンクの線のところでギプスカットして肘を半分出して2週間。その後ぐるりと巻いたギプスは撤去し添え木で1週間。(個人差があります)

手首の動きは肘にも肩にもつながっており、肘の動きも一時止めてがんばったわけです。ギプス時の無理な骨フォーメーションを人体が正と思わないようにあるべき姿に戻す作業がはじまりました。療法中は痛くないのですが、わりとぐいぐい。汗がふき出る。その日の夜はぐったりして爆睡。

日々はふつう。何かに集中したら、腕のことは忘れられるくらい。でもうごかすには鈍痛やツッパリはある。山でこけて苦労してるわけだけど、ザック背負って肩を鍛えといてよかった。治すのにも筋力が要る。

 

それにしても、骨折治療って面白い。くっつくまでは「動かしちゃだめ」そしてくっついたら「全力でどんどん!動かして!」なんです。医師の指示を守りつつ「もう大丈夫な気がする」という直観ベースの通院のタイミングもすごく大切だ。不思議なんだけど、ひとつの峠は越えたな。とか自分でわかる。長すぎる固定は戻すのが大変なので。

 

そんなこんなの自分メンテナンスに大忙しで、日々気になるのは自分の骨とか、筋肉とか、腕の動きとかのみ。そしてオオカミのように野生の感を研ぎ澄ましている。

そうそう骨折前の悩みとかすっかり忘れちゃった。残った問いの答えはどんどん出た。小さなことだった。すごくリセットされた。人生の荒療治、もう骨折はいやだけど、淡々とした日常は時に刺激が必要なのかも。

 

 

 

※橈骨と尺骨をねぎの束みたいに固めていたのをほぐすのが肝だ

 



 

※それにしても暑い。

 

 

 

 

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