ギプスが取れた。
半ギプスで1週間、全ギプスでがちがちに固められていた腕が眠りから覚め、腕の皮膚や骨のでっぱりにギプスの端があたって痛いと医師に伝えたら、あっさり全撤去に。約6週間、動きを制限していた腕はぺったりとしている。袋からぷるんと出したこんにゃくみたいな感じだ。
さあさあ、ここからが本番。ほんとに元のように動かしていいのか心配になる見かけだが「1キロより重いものを持っちゃダメ。転ぶなよ。(転んで同じところをケガしちゃだめってこと)」以外の制限はなく、全力で頑張らないといけない。動かさないといけない。関節ですからね、何かあっても食い下がります。
教わった動作を試みるも、手首はコチコチ。そして、あっちがこっちを、こっちがこっちの押し合いへし合いがはじまり痛い。おまけにまだ腫れている。不安はあるけれど、私の骨折・橈骨遠位端骨折はとってもよくある骨折(医師の経験値がもすごく高い症例)だそうで、みんなこの経過を経るのだ、くよくよするより、せっせとリハビリ。
そして、10年前の自分の骨折記録(高尾でこけて、足の指骨折)もこころの支えだ。すっかり忘れていたけれど、ギブス撤去後、痛くてまた松葉杖とか、夏なのに寒気がしてカイロ貼ったとか書いてある。深い。そして自分に助けられる。もう骨折はいやだけど、今回も記録しておこう。
そんなこんなで、人体という壮大な宇宙を考えつつ、秋の入り口を感じています。(ギプスとった途端に涼しくなったと苦笑いしている、世界の骨折した皆様がんばりましょう。)
※2023/12追記。骨折でアクセスしてくださる方が多いので、私の経過を以下にリンクします。まとめると、6週間固定、徐々に重いものを持つようにし、12週間で腕立て伏せOK、半年たった今骨折したことすら忘れてしまっています。個人差あるかと思いますが、医師の指導を守って栄養を取っていれば治ります!