📸高尾山・いろはの森コース(こういうところでは小走りです)(2020年12月)
去年の北岳日帰りチャレンジ。何とか小太郎分岐までたどり着き下山途中の小屋前の休憩時の出来事。ソフトクリームが売り切れていて撃沈しつつ、取りあえず尾根まで上がれた喜びをかみしめていた。
ベンチで向かい合った女性とそつのない会話。お菓子とか分け合う。尾根まで上がったけど山頂は無理でしたと言うと。すごく気を使った様子だけど、しっかりと。
「あなた!その靴(普通のブーツタイプ)じゃだめ。これにしなさい。ちょっとね、そこが削れやすいけどこういう靴じゃないと動きが鈍るでしょ(日帰りするスピード出ないでしょの意味)」いきなりでびっくり。でも心地よいぞこの感じ。
「あ・写真撮らせていただいていいですか?」(その靴、パシャリ)
靴の話はそこで終わり。いろんな山小屋の甘いものの話に戻った。私がぼーっとしていたから話題を変えてくれたんだと思う。その時は靴のことにまで頭が回らなかったし、まだ激しい下山に備えて食べるのに必死。その人は「またどこかで!」とすごいスピードで下りて行った。
ある日の石井スポーツ。「あ・あの人が言ってた靴がセールになってる。」じつはその後じわじわ来て、その靴が気になっていました。「新製品が出るので値下げです。お得ですよ。」試着したらすごくしっくり来たので即買い。ビンゴでした。以来ずっとこれ。サロモンのスピードクロス。
いつかローカットだと思っていたけど、なかなか踏み出せずにいたのです。その時は一瞬でやってきた。「行け!自分の脚でどこまでも!」
靴を教えてもらったのもありがたかったけど「あなた、行けるわよ。自信を持って。」と言われたと勝手に解釈している。こんな風に他人をぐっと前に押し出す人に出会えるのも山の魅力です。
来年は北岳登れるかなあ?
📸景信山(2020年12月)
※買った当時の浮かれた様子。そろそろ買い替え時期。次は何色にしようかなー。