自粛生活は時間はあるんだけど、妙に落ち着かず生産的なことが全く出来ない日々だった。
いつもなら雨の週末でも「山に行けないから、くたびれたカッパを買い換えておこう」とか「あの家事を片付けておいて次の週末、山に行けるようにしよう」と山に関してのタイムマネジメントは上手なんだけど、今回ばかりは思考停止。大げさでなく時間はどっさりあったのに何もできなかった。
そんな中、2枚の手ぬぐいを買った。手ぬぐいは大好き。山はもちろん、365日手ぬぐいユーザー。
4月、5月は食べ物以外ほとんどモノを買っていないけれど、手ぬぐいは買った。ひとめぼれで買った。気持ちが落ち着いた。心が華やいだ。手ぬぐいが仮に晒し木綿を切ったやつだったらこうはいかない。好きな絵柄があるから、想い出の風景が描かれているからあれこれ集めたい手ぬぐいになる。
コロナ禍。感染は怖い。経済が停滞するのもわかる。そんな中、あらゆるクリエイターさんたちが大変なことになっているって聞こえてくる。持ちこたえてくれ。このときめきが世の中からなくなったら困る。本当に困る。
小倉充子・富士見龍 カッコイイの一言。左、使い込んでいい味わいになってきた旧バージョン、右が彫りなおした新バージョン。
後藤郁子・甲斐駒ケ岳 黒戸尾根の七丈小屋 長い長い黒戸尾根を登るハイカーと摩利支天まで描かれた素敵なデザイン。