一昨年の暮れにたまたま訪れた阿波・徳島で教科書には載っていない古い歴史にふれ、日本の古代史にはまっている。
はまっていると言っても、私の日本史知識はすかすかなので、のびしろたっぷりで今が一番楽しい。とりあえずベースがいるので、手当たり次第に本を読んでるんだけど「(あのーあなた)誰?」で進まないこともしばしば。
学校では古墳の形くらいしか習った記憶がない日本古代。古文書、口伝、古い神社に残る伝承・祭り等のたくさんの情報を繋げてみると、古の人々の想いや奮闘の跡がかなり見えてくる。
自分の生まれた場所の近くにすごい歴史があったら、それはもちろんうれしいけれど、それよりもぐっとくるのは地元の人が守って今につなげているということだ。
古代史に山が加わると一気にリアリティが増す。昔の人は山を神様とし、水を求めて山の麓に住んでいた。地名や言葉も残っている。(阿波。剣山系がもちろん高天原です。※諸説あります。)
写真を整理していて、高尾山のかしき谷の写真が出てきた。昔、ここで飯綱大権現様が彫られた伝説のある場所。かしき?で調べると炊き殿(かしきどの)は神社で神様への供物を用意した場所だそうだ。今は、3号路を山頂まであと少しのほっこりできる場所。もしかしたら昔は水も出たのかも。なんだかつながる。
そんなこんなで今年の登山は、ごりごり高山にのぼるより歴史ある山に多く訪ねることになりそう。楽しみ!