私の編み物「必要に迫られて編みはじめてみる」というのが常です。
毛糸が猛烈に高級品だった昭和の名残りが記憶にうっすらある世代です。マフラー欲しいなと親に申請すると「編むから待て」ミトンが欲しいと申請すると「編むから待て」。母は別に編み物上手な訳ではなかったのですが、原材料である毛糸を形にした方がコスパ良しだった時代。
母はずっと家に居たので、お母さんの職業は?と聞かれたら専業主婦と回答していましたが、家業を手伝っていたので、今でいう普通に働いているお母さん。忙しかったんだと思います。
はい。マフラーもミトンもなかなか完成しません。完成しても、私が欲しい「かわいいそれ」とは違う、何だかガッツあふれるマフラーやミトン。なら、自分で編もうが、あみものをはじめたきっかけでした。
以来、いろんなものを編みましたが、この数年は、靴下と山用のニットキャップやバフをひたすら編んでます。山ウェアとなると、暖かさとか、汗の処理とかフィット感とかにこだわりが出て、糸を選ぶ基準もちょっと普通とは違ってるかも。ま・趣味に普通はないですけど。ここに久しぶりにニューアイテムが加わりそうです。
山用の手袋です。
写真を撮るので、山でも手袋を外しがち。夏場は手の甲が真っ黒に日焼けしちゃうのを諦め、冬場は手がこちこちになっても耐えていましたが、この間陣馬を歩いている時に本気で手先が寒すぎて「指先が使えるけど、あったかい手袋を編め」が脳内ループ。山好き移住者の日記のまるちゃんが防寒の件で「手の甲にある大きい血管を温めるのがポイント」とおっしゃっていたのをヒントにこんな感じに。
ネットでいろいろパターンを見学しまくり、自分サイズにあれこれアレンジした試作です。あったかい。ぎりぎりまで指を隠したのでキーボードは打てないや。もっと細い糸で編んで風通し悪くしたい。ストック持つから手のひら側の強度いるなあ。手の甲にアップリケ(アップリケって今言う?)とかつけて可愛くしちゃいたい。
はやくお山で試したいなー。