2022年夏山第一弾は富士山。といっても山頂は目指さず、朝バスで5合目に到着し、時間をサミットに7-8合目で折り返し夕方には下山する「大好きな富士山訪問・高度順応」ゆる計画。
これまで富士山は6回訪問しており、3回登頂しています。高山病で撤退したこともあります。山頂を目指さない1合目から5合目登山なんかも。そう、いろんなことがすでに頭にはいっており、あれこれ迷うことなく進めるわけです。
ところがいざ歩いてみると、すっかり忘れちゃってた山の大事なことを富士山は呼び戻し、新たな学びも与えてくれました。
すごい富士山。ありがとう富士山。やっぱり富士は日本一の山。
学びと気づきをまとめつつ、その後はその日の様子をインスタで綴ります
- 泣くレベルの美しき富士の樹林帯。「富士山の樹林帯は美しい」って知ってるのと身を置くとではやっぱり違う。岩稜帯から樹林帯に戻ってきたあの水につつまれるような感覚はすごい。人が生きる場所は樹々があり水がある場所なのだ。
- まっしろい山を正しく恐れろ。この日すっぽり雲の帽子をかぶってしまった富士山。何も見えませんでした。富士山はものすごく整備されているので安心ですが、アルプスのどこかだったら晴れるまで小屋で留まれというレベルの深い真っ白さでした。安全にこの白の怖さを体験できてよかった。
- 心肺機能落ちてる。6合目ぐらいでもう息が上がる。あたし弱ってる。コロナ禍の影響ですね。謙虚になれ山の空気は薄いのだ。また鍛えないと!
- 山を守ってくださる方に新ためて感謝。お手洗いと登山路の整備だけでも、ものすごい感謝なのに、今は感染防止対策もある。富士山では登山口に向かう人全員の「検温」をしていました。協力金、しっかり払いましょう!お手洗いチップも忘れずに。
- 中央道は混む。忘れてました。新宿行きの高速バスで富士山を降りて、上野原手前でもう渋滞。もうちょっと先のバス停で下車を予定していましたが、サクッと相模湖で下りました。富士山駅・河口湖駅辺りまで路線バスで下山し、のんびりお湯にでもつかって、電車で帰るのがよさそうです。
- 真っ白だろうが、灼熱だろうが、無事に帰還した山は楽しい。やっぱり絶景が見たいわけです。でも今回のように視界ゼロでも、翌日「真っ白だった」とケラケラしてしまう山の不思議。山最高です。
※久しぶりの早起き。あろうことかアラームセット間違い。家を出るまで10分でしたが、何とかなりました。
※イエーイ。富士山がそこにあるだけでテンション爆上!
※すべてが白いけど、本人は山にもどれた嬉しさで。下山のお嬢さんたちお疲れ様です。
※引き返すひともちらほら。とりあえずここまで来た記録のために7合目診療所の写真。ここにも山の守り人が。安心して登れることに感謝です。
※岩稜帯から木の中に戻る安堵感はすごい。すなわちここには水がある訳です。人が生きられる場所なのです。
※こうやって若人が人生の思い出を築いている様子にもおばはんは泣ける。
高尾山の山頂から富士山を眺めると気持ちが高揚するあの感覚は、毎回パワーアップしています。不思議と飽きません。そして夏の少しの間ですが、富士山にへばりついてみるとまた面白い。息苦しくなったり、風景に涙ぐんだり、こちらも飽きません。富士山、ありがとう。
(その2に続く。)
※1000円払って「ありがとうございます。東京から来ました。この日を楽しみにしていました。」と言ってみましょう。山梨のシニアスタッフの皆様の返しが楽しいです。きっと良い日になります。