GWは愛鷹山に登ってきました。
今回の登山記録は、私の妄想古代日本史が、ごちゃまぜになっていること、ご了承ねがいます。
「古代日本史」文字通り日本の古い歴史のことですが、今現在、古事記・日本書紀以前のオフィシャルな歴史は発表されていません。すなわち教科書には書かれていません。
ただ考古学が進歩し、古すぎる遺跡もどんどん出てきていて、歴史は記紀だけじゃないは常識になりつつあります。
よってこの辺りのことは、考古学、伝承、神社、古墳、古文書などからこうだったんじゃないか?と大勢の人が仮説を立て語り合っています。もちろん研究者は、そのピースを立証する論文を書き、宮崎駿監督や新海誠監督はそのピースで物語を紡ぎます。そして素人は好き勝手妄想を膨らませることができる素敵なジャンルです。
最近の有名なところでは、奈良の富雄丸山の発掘。あの被葬者はだれなのでしょう?
話を愛鷹山登山に戻します。
愛鷹山。富士山の地図を広げると、駿河湾と富士山の間にある山で、「富士山がよく見える山なんだろうなあ」「地元の愛され山かなあ」と、ずっと記憶にありました。
そんな愛鷹山に登るぞと意を決したのは、日本古代史を勉強する目線で宮崎駿の「もののけ姫」に出てくる一場面を思い出しいてもたってもいられなくなったから。
その場面は、腕に呪いを受けた土地の王子が「我が名はアシタカ」と名乗るところ。
シンプルに「アシタカ」って愛鷹山のことかも。と、仮説を立てて旅してみたわけです。(宮崎駿監督の物語には、古事記もびっくりの暗号が仕込まれています)
愛鷹山の麓にある伊豆国一宮・三嶋大社の主祭神である大山祇命が、伊予の国・大三島(瀬戸内)にこれまた大きく祀られていることも気になりました。大山祇神社には、国宝の武具ジャンルの8割が集結している宝物館があるそうで、あらゆる武将から崇敬されていたことがわかります。
弓の名手であったアシタカが、大山祇命をリスペクトしていた(ご先祖だった?)のは容易に想像できます。
そうここは富士山に一番近く、尾根に上がればどでかい富士山を望める場所。大山祇命の娘は富士山の神様・コノハナサクヤヒメ、コノハナサクヤヒメの夫は神武天皇のおじいさんのニニギです。もう、見える風景だけでオールスターキャスト!高千穂=富士山ってことでいいのでは?
登山的には小粒(お昼休憩を入れても歩行時間5時間。トイレが途中に無いのだけがご注意ポイントです。路は荒れ気味なので、ストック必須。)ながら、物語は壮大だったんです。そして、私の妄想が全肯定されたかのように、スーパー五月晴れ快晴の大当たりのお天気でした。
人が生きた証を感じられる歴史登山、当分続きます。
繰り返しになりますが、妄想ジャンルの日本史がわからない人には意味不明の文章かとおもいますが、登山X古代史、気づくとめっちゃおもろいよで、まとめさせていただきます。
人それぞれのハッピー登山!
※越前岳から十里木に下山。ずっとこの風景。富士山と一緒です。
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※スマホ画面では得られない何かが大きな紙の地図にはあります。地図はYAMAPとこれを併用中。