夏の鯨

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高尾山薬王院で御朱印拝受。真ん中に書かれた飯縄大権現様って?

高尾山薬王院。高尾山の山腹にある古刹。しっかり御朱印を拝受できます。ザックに御朱印帳を入れるのをお忘れなく!

 

 

どこで御朱印を拝受できるの?

山の中腹にある本堂近くの御護摩受付所がお寺の窓口となっており御朱印を拝受できます。オリジナル御朱印帳の販売・健康登山手帳の販売・押印も行っています。

 

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場所 高尾山薬王院・御護摩受付所
住所 東京都八王子市高尾町
HP 高尾山薬王院
地図

 ※御朱印・健康登山の案内

 

 何時まで受け付けているの?

16時には事務所が閉まります。ついでに言うとお守りを売っている場所や「力ソフト」、「力団子」もこの時間まで。

 

御朱印の真ん中の飯縄大権現様って?

お寺の1000年の長い歴史は他の書物にお願いするとして、今回は御朱印の真ん中に書かれている山岳信仰の影響も受けた神仏一体の飯縄大権現について書きます。

 

飯縄大権現」とは?

(以下、薬王院公式HPより引用)

飯縄大権現」は、その信仰の起こりとしては、信州善光寺の北にそびえる飯綱山戸隠山一帯に淵源を発する。この地方は善光寺の起こりと共に仏教の歴史も古く、戸隠、飯綱の山岳信仰も古い修験道の歴史を伝えている。

(以下、Wikipediaより引用)

一般に戦勝の神として信仰され、足利義満管領細川氏(特に細川政元)、上杉謙信武田信玄など中世の武将たちの間で盛んに信仰された。特に、上杉謙信の兜の前立が飯縄権現像であるのは有名。

 

山岳信仰からはじまった飯縄大権現様、武将に信仰され江戸時代も大人気だったそうです。力強い神様=お不動様の信仰にも似ている感じでしょうか?

が、明治時代に神仏分離令が出され、多くのお寺が廃仏毀釈の嵐の中に。お堂や貴重な仏像が破壊されました。高尾山も例外ではなく、飯縄大権現は飯縄不動と名前を変え、何とかその難局を乗り切ったそうです。

この飯縄大権現を祀っているのが、飯縄権現堂(本堂左の階段を登ったところにある赤いお堂です・下の写真)なのですが、よく見るとしめ縄がはられています。これは神仏習合の名残り。高尾山あちこちに鳥居があり、神社もお寺も混在していますが、私たち日本人にはそんなに違和感がありません。これはもともと日本人は神様も仏様も一緒にお参りしていた歴史があるからです。 

そんな歴史を反芻しながら、頂いた御朱印を眺めてみるとぐっとありがたみが増します。とってもご利益がありそう。そして強そうですね。さらにご利益パワーをアップさせるために、山頂まであとちょっと!

 

飯縄大権現様の縄?

折々に何度か頂いている御朱印ですが、この最後に「現」の字がにょーんと伸びているのが「縄」なんだろうなと思うんです。書いてくださる方によって伸びが違うのが面白いです。

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