夏の鯨

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【編みむめも】カレー食べたいと思いつつ玉ねぎの皮で靴下糸を染めました

久しぶりに【編みむめも】シリーズ。玉ねぎの皮で靴下糸を染めました。色が完全に好みなのと、植物成分を身にまとうのって良いなと直感的に感じて。

 

手前が大好きなRegiaの染色用糸、美しく均等に決まりました(嬉しい)。後ろがZitronの染色用糸、ツイードタイプなのが面白い染め上がりです。

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染めると聞くとハードルが高そうですが、簡単に言うと、植物の煮汁に染めたいものを入れるだけです。白シャツにケチャップがついて取れない、お気に入りの手ぬぐいにカレーとかコーヒーがついて取れない。あの着色力を生かした染め物です。

 

今年の初めに以前玉ねぎで染めた糸で靴下を編んですごくよかったので、ざっくりと「夏に染めるぞ」と計画していました。なぜ夏かというと気温が高く染まりやすいからです。あと、地味に玉ねぎの皮を集めるのに時間がかかります。カレーが好きなので全く苦になりませんが。

草木染にルールはありませんが、皆様のご参考になればと思い今回の分量や時間をまとめてみました。

 

材料:RegiaとZitronの染用の靴下糸。ひとつ100gなので毛糸の重量200g。スーパーで売っているみょうばん(88円でした)。玉ねぎの皮をだいたい50g。

 

ここのポイントは染色用の毛糸を使ったこと。普通の白い毛糸はいろいろコーティングされているので、なかなか染まりません。ご注意ください。

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かせ糸を染めるときのポイント=ひもでとめておく。これがあるとないとで後の作業がぜんぜん違います。ぎゅっと縛ってしまうと、そこが染まらないので、以下のようにふわっとお願いします。

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鍋を二つスタンバイ。片方の鍋で玉ねぎ汁を煮出しつつ、隣の鍋で毛糸にミョウバン液を吸い込ませます。同時進行させると楽ちん。

玉ねぎの皮は水を入れて30分位煮出します。ミョウバン液は10グラム程度のミョウバンを溶かしたら火を切って30分程度毛糸を漬けます。

 

ミョウバン液につけることで、玉ねぎ汁の吸着がよくなり綺麗に染まります。染める前に媒染液につける方法と染めた後に媒染液につける方法がありますが、いろいろ調べて毛糸は「先媒染」を採用している人が多かった(ネット調べ)のでこのやり方で。

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ミョウバン液の方はひとつの鍋に納まりきらずボールにわけました。(コンロにのっていますが、ミョウバン液は火を切っています。ご注意を。)糸が泳ぐ程度の水分量にするのが均等に染めるためのポイントです。

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30分程度よく煮出すと玉ねぎ汁が琥珀色になります。玉ねぎの皮を取り出しリードクッキングシートで濾して、手を入れられるくらいに冷めたら、隣の毛糸を絞って漬けます。

ポイント:毛糸はひとかせごとに一気に玉ねぎ汁に入れること。そろそろ入れていると、入れたところからどんどん染まるのでムラになります。

 

鍋の中はほとんどカレーの世界。カレーの黄色はここから来ているんだとしみじみしながら鍋を覗き込むのが楽しいです。カレー大好き。

浸けた最初の小一時間は頻繁に上下左右を動かしたり、塊をほぐしてムラを回避させます。(手が染まるので手袋してね。)

後は、好きなだけ液に漬け(5-6時間放置しました。)水で軽くすすいで、脱水して干すだけです。完成!

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