いつもの高尾山。7週連続の高尾山系。六号路に向かう途中で、柔和な感じの紳士に話しかけられた。
「これ、オオムラサキ。知ってる?オオムラサキ。(私「?」)絶滅危惧種の蝶なの。蟻に食べられそうになってたからかわいそうでもってきちゃった。そのカメラ(ニコン持ってました)撮ってあげて。」
「は・はい!」「き・綺麗。」蝶が美しいことは知っていたけれど、死してなお放たれるすごいオーラ。美だ。夢中で撮影。そしてこのおじさんの優しい気持ちもじわじわと。
いつもの山頂ビールの間も脳内はずっと「蝶とおじさん」。ビジターセンターで聞いてみた「オオムラサキってどこにいるんですか?」「クヌギがあるるところには居るんですよ。」
そうか。「クヌギ」のお陰。木のある所に生物の住み家あり。美も優しさもここから来るのか。やっぱり木は大事なんだとしみじみ。
withコロナで遠出はできず毎週高尾なんだけど、いつも新しい物語。やっぱり山は偉大です。